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満室レシピ

あなたの物件は大丈夫?意外と知らない貯水槽劣化の危険性!―貯水槽外面塗装の必要性について―

2022.02.27

■貯水槽とは

上水道本管の給水圧(直圧)では、ある一定の高さまでしか水を送ることができません。その為、マンション等の場合は、一度貯水槽へ水を貯めてからポンプ等により各住戸へ給水しています。その貯水槽の事を受水槽又は高置水槽と呼びます。愛媛県松山市の場合、3F以上に給水する建物は全て貯水槽方式(受水槽方式)になります。

 

■貯水槽メンテナンスのポイントは外面塗装!

設置環境などにもよりますが、FRP製の貯水槽(受水槽・高架水槽)は、屋外設置の場合、通常10~20年で表面の経年劣化が起こります。外面のFRP繊維が露出してくれば塗装をする必要があります。そして、貯水槽を塗装しないままにしておくと、主に次のような不具合が生じます。

【貯水槽外面劣化による不具合】

①貯水槽内部に藻・コケが生える

経年劣化により貯水槽の塗料が徐々に剥がれると、貯水槽内部に太陽光が入り、藻やコケなどが発生します。

②貯水槽が割れる

FRP製の貯水槽は、経年劣化により塗装が剥がれるとFRP繊維が表面上に浮き出てきます。浮き出たFRP繊維は飛散していき、貯水槽の耐圧性能が低下します。最終的に貯水槽内にある水の圧力に耐えきれなくなり、貯水槽が変形したり、亀裂が発生します。
このような不具合が発生する前に、早めに塗装をしておきましょう。

 

■早めの対策で大幅なコストカットも可能!

 貯水槽の塗装費用は、大きさにもよりますが1基あたり10~20万程度です。一方で、塗装をしなかった事により、貯水槽の変形・亀裂など大規模なトラブルが発生した場合、貯水槽取替が必要になる可能性があります。貯水槽一式取替になると、数百万円単位の費用がかかってしまううえに、工事に伴う断水により、入居者に不便を強いることになります。そうならないためにも、定期的なメンテナンスを推奨します。

 建物メンテナンスの重要性と日本エイジェントの建物管理サービスについては、こちらをご確認ください。

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伊東 駿
えひめレスQセンター ビルマネジメント課

伊東 駿

主に貯水槽清掃及び清掃時に確認した不具合改修提案等を行っております。

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