皆様は「ポリッシャー」と聞いて、何を想像されますか?
車用のポリッシャーは主にワックスの塗布・剥離などに使用するものですが、ここでご紹介するのは建物の共用部分、廊下やタイルの洗浄作業に使用する「業務用床洗浄機」です。
■「ポリッシャー」とは
ポリッシャーは、モーター回転を利用して円形のブラシやパッドを回転させることにより、効率良く床の洗浄や磨き作業を行なうための洗浄機械です。本体、ハンドル・モーター、タンク、ブラシ、パッド、ペダルに分かれており、洗浄する対象の種類によって、ブラシの硬度を変えて使います。ブラシの硬度は色によって識別され、硬い順に黒、茶、緑、青、赤、白となっています。共用部の廊下を洗浄する際は主に青か緑のブラシを使用し、白は繊細なセラミックや御影石を洗浄する際に使用しています。
■「ポリッシャー」を使った洗浄方法
対象の床面全体に、汚れの程度にあわせて希釈した洗剤をモップで塗ります。ポリッシャーのタンクに水を入れ、電源を入れたら、ブラシを回転させながら床を磨き、水で洗い流すのが一連の流れです。右のレバーを握ってスイッチを入れるとブラシが回転し、左のレバーを握ればタンクの水が床面に流れて行きます。この回転と補助の水を得ながらポリッシャーを移動させて、床面を洗浄していきます。あとは水で、黒い洗浄汚れをきれいに洗い流したあと、床の水をスポンジパッドで拭き取って仕上げます。
■ポリッシャーの洗浄効果
築年数が浅い物件は、一般的な水拭きなどの清掃でも汚れが落ちますが、築年数が古い物件では、長年の汚れが蓄積し、人の手だけではなかなか汚れが落ちなくなっています。特に外廊下の共用部は、入居者の通行による靴裏の汚れに加え、埃や鳥の糞など、自然現象によって運ばれた汚れなども加わり、汚れが蓄積することによって建物全体が暗いイメージになってしまうこともあります。年数を経た建物でもポリッシャー洗浄すれば、見違えるように元の色を取り戻して、明るい共用部のイメージが復活します。
ポリッシャーを使ってどのくらい綺麗になるのかは、床の汚れ具合や素材によっても違ってきます。
詳しくは、弊社ビルマネジメント課(TEL996-6650)までお気軽にご相談ください。
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