■年々先細っていく畳の需要
昔ながらの畳敷きの和室には、フローリングような硬さやひんやりした感じがなく、ごろりと寝転べたり、直に布団を敷けたりと今なお色褪せない魅力があります。また、畳は空気を多く含んでおり、その空気が音を吸収したり、足音が響きにくくなるといったメリットがあるのも見逃せません。そんな日本人が慣れ親しんできた畳ではありますが、こと賃貸住宅市場においては、需要が年々先細り傾向に。とりわけ新築住宅になると、たとえ間取りが2LDKや3LDKといったファミリータイプであっても、和室のある物件というのは皆無で、大半が全室洋間となっています。
■従来の枠に捉われない畳張替え
「全室洋間にリフォームした方がエンドユーザー受けが良いのは分かるけど、どうしても一室は和室を残しておきたい」というオーナー様には、和洋折衷畳をオススメします。
現在、弊社で広く展開しているのが、“カラー畳”と“華畳”の二種類です。前者はカビが生えやすい過酷な条件下でも、従来のい草素材に比べカビ・ダニの発生を抑制できる機械すき和紙を防汚加工のうえ畳織しており、日焼けや色褪せしにくく、美しさが長持ちするという特徴があります。また、同じく“い草”に比べておよそ3倍の耐久性があり、防汚加工でお手入れも簡単。一枚あたり13,000円(税別)で施工が出来ます。
後者は“華畳”という商品名で、一見布製に見えますが、実はプラスチックに近い素材で日焼けしにくく、水をこぼしてもサッとひと拭きでOK、どうしても汚れが落ちない場合でも一枚から張替えが出来るというスグレモノ。こちらは一枚あたり8,000円(税別)と安価に施工が出来るのも魅力的ですね。
■使い捨てから使い回しへ
これまで入退居の度に表替えをしていた使い捨て感の強い畳ですが、素材を変更することで消耗頻度が大きく低減し、ある程度のサイクルまでは繰り返し使用することが可能となります。また、和室→和室へのリフォームにつき、必要に応じて座布団や布団を出せば日中は団らんの場に、夜は寝室として使うことも出来ますし、一定のクッション性もあるのでお子様の遊び場やお昼寝スペースとしても使えるでしょう。
ガイドラインに倣い、《畳・襖張替えはオーナー負担》との認識が加速度的に強まってきている昨今、畳の素材を変えることで、ランニングコストを見直してみてはいかがでしょう。
賃貸物件の供給が需要を大きく上回り、熾烈を極める松山エリアの賃貸市場。お客様から選ばれる物 件プロデュース力は、今後より一層求められます。リノベーションなど、物件再生にご興味のある方は、日本エイジェント プロパティマネジメント課(TEL089-911-2513)までお気軽にご相談ください。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
空室対策や相続対策など、賃貸経営に役立つ各種セミナーを開催中です。
オンラインでの受講も可能ですので、ぜひご参加ください。
《セミナー参加はこちらから》
https://test-owner.a-heya.com/seminar-archive/