■訪問する不動産会社の数は1.6店舗
2022年9月にリクルートが発表した「2021年度賃貸契約者動向調査(首都圏)」によると、お部屋さがしの際に訪問する不動産会社の数は平均1.6店舗。約20年前は平均3店舗程度だった数字が、1店舗台に減っています。
これは、お客様の部屋さがしのスタイルが「地域の不動産会社をいくつかまわって物件を探す」というものから、「事前にインターネットで物件を調べて」⇒「気に入った物件を掲載している不動産会社を訪問し」⇒「そのまま成約する」という流れに変化したことによるものだと思われます。
■空室対策に重要な「インターネット対策」
このようなお部屋探しのスタイルの変化により、今後の空室対策で重要になってくるのが、インターネット上での物件の見せ方です。お客様に選ばれるためには、検索条件に合致するように物件環境に合った家賃設定をしたり、人気設備を導入しておくことはもちろん、室内各所の写真や動画をたくさん掲載するなど、インターネット上で物件の魅力をいかに伝えられるかが勝負の分かれ目です。
現在の部屋探しのスタイルでは、来店後に物件の魅力を伝えたのでは遅く、インターネットという空中戦での勝負に勝つことが、重要なポイントのひとつとなっています。
■空中戦を制する差別化の手法
インターネットという空中戦を制するには、「画質の良い写真をできるだけたくさん掲載する」というのは最低ラインで、そこからさらに「どうすれば競合物件と差別化できるか?」にポイントを置いて紹介していきたいと思います。
物件の見せ方について、広角レンズで室内を撮影することにより実際より広く見せる方法もありますし、予算があれば、リノベーションをして綺麗になった室内写真を掲載したり、家具やインテリア雑貨を搬入してモデルルームを作ってみるのもいいでしょう。
しかし、そこまでの予算がないのであれば、「バーチャルモデルルーム」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
■「バーチャルモデルルーム」とは
「モデルルーム」の目的は、内見時の成約率を上げるため、空室に家具や雑貨を設置することで、お客様がここで生活するイメージを持ちやすくすることです。従来のモデルルームでは、家具を購入またレンタルして設置していたため、1部屋作るのに10万円ほどの費用が掛かっており、また成約後に家具を移動する手間や場所が必要でした。
一方、「バーチャルモデルルーム」は、空室の写真にバーチャル(仮想)の家具を設置した写真を生成するもので、手間も少なく安価な費用で、まるでそこに家具があるかのような彩のある華やかな写真ができあがります。
実際に写真をご覧いただくとわかると思いますが、一般的な空室写真と比べてみると、同じお部屋なのに「バーチャルモデルルーム」の写真の方がとても魅力的に見えますね。また、写真ですので、再利用することが可能で、コストパフォーマンスにも優れています。
【Before】
【After】
【Before】
【After】
今回は、「バーチャルモデルルーム」についてご紹介させていただきました。
これから秋の繁忙期に向けて、インターネット上でお客様に選ばれるように「バーチャルモデルールーム」の導入をぜひご検討ください。
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