「築年数が経過した物件は、次の入居者がなかなか決まらない!」 そう思っているオーナー様も多いのではないのでしょうか?
実際に空室に悩まれているオーナー様もいらっしゃるでしょう。しかし、それは「古いから」決まらないのではなく、「時代に合った空室対策をしていないから」決まらないのかもしれません。
今回は、築35年の物件を、時代のニーズに合わせてリノベーションした事例をご紹介します。
【事例①】和室を洋室に変更し、すぐに入居が決まる
こちらのお部屋は、2LDKの和室2間を洋室に変更した事例です。そのほか、押入れの襖を外してロールカーテンとハンガーポールを設置してクローゼットにしたり、古さを感じさせるキッチンやお風呂など水回りの設備を新しくしたところ、すぐに入居者が決まりました。
《リノベーションのポイント》
①和室を洋室へ変更
②襖や押し入れの中段を撤去し、ロールカーテンとハンガーポールを設置してクローゼットに
③床材を塩ビタイルに変更して、シックな内装に(デザイン性アップ)
④キッチンパネル・シングルレバー・シャンプードレッサー・サーモスタット設置により、水回りのイメージアップ
【事例②】3DKを2LDKにして、家賃アップに成功
家賃48,000円で募集していた3DKの物件ですが、なかなか入居が決まらず、2LDKへの間取変更も含めたリノベーションを実施し、家賃を55,000円にアップして募集開始しました。居間とダイニングキッチンの間仕切り壁を撤去し、広めのLDKへ変更するだけで、ファミリー層はもちろん、広めのリビングを望むカップルまで顧客層を広げることが可能です。
《リノベーションのポイント》
①ダイニングキッチンとバルコニーに面している和室との間仕切り扉を撤去し、15帖の広いLDKに変更
②全和室を同じデザイン性のある塩ビタイルに変更し、統一感を演出
③不要な引き戸(襖)を壁にして閉じ、独立した洋室へ変更
④襖や押し入れの中段を撤去し、ロールカーテンとハンガーポールを設置してクローゼットに
⑤キッチンパネル・シングルレバー・シャンプードレッサー・サーモスタット設置により、水回りのイメージアップ
⑥建具や廻り縁等も統一感のある色味で塗装。
■世帯人数減少による、賃貸ニーズの変化に対応
日本の一戸あたりの世帯人数が多かったひと昔前までは、2DKや3DKといった部屋数の多い間取りが人気でしたが、時代の経過とともに、そのニーズは変化してきています。未婚人口の増加や少子化により、世帯人数が減少しており、それによって、1LDKや2LDKなど、部屋数よりも広いリビングやダイニングキッチンがある物件が望まれるようになりました。
現在、築30年以上経過した2DKや3DKの物件は、需要の減少から原状回復工事をしても賃料を下げないとなかなか入居者が決まらず、また空室期間も伸びる一方です。また、例え賃料を下げて入居が決まったとしても、家賃収入は減少する一方で、短期で解約になった場合は、また原状回復リフォームをするといった悪循環に陥るケースも少なくありません。そうならないために、ぜひ取り入れて欲しいのが、物件に付加価値を付ける「リノベーション」です。
「空室がなかなか決まらないなあ」と思ったら、お部屋の間取りや設備が時代のニーズに合っていないのかもしれません。空室にお困りのオーナー様は、ぜひ一度ご相談ください。
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