■秋の繁忙期に増えた「お困りごと」とは?
今期はコロナ禍での移動自粛傾向も落ち着きつつあるのか、法人様の部屋探しや入退去も増えてきたように感じます。そして入居数の増加に伴い、入居時の「お困りごと」相談も増えており、直近の1カ月間の数値を見ると、昨年の47件に対し、今年は62件となっています。
「お困りごと」の内容も様々ですが、設備の不具合については、修理・交換して解決します。しかし、対応に困るのは「臭い」など、感覚的な「お困りごと」です。個人差はありますがお部屋を決めるにあたり、「臭い」は大きなデメリットになりますし、ご入居早々にトラブルとなるケースも多いです。これから迎えるお部屋探しの最盛期を前に、事前に対策できることはしておきましょう。
■気になる「空室の臭い」の原因と対策
空室で発生する臭いの多くは「トイレ」「台所」「浴室」などの排水管から上がってくる下水の臭いです。排水管からの臭いの原因としては、排水管の「防臭キャップ外れ」や「防臭テープ切れ」「排水トラップの中の防臭パッキンの劣化や消失」などの防臭処理不良が挙げられます。
また、長期空室によるトイレや各排水トラップなどの封水切れなども原因となっています。排水臭が部屋に付いてしまうと、掃除をしてもなかなか取ることができません。臭いが発生しないように、退去したお部屋の排水管をチェックして防臭処理を施したり、封水が切れないようにラップやシールなどを使って排水口を塞いでおくことをお勧めします。
■異臭がしたら、腐食にも要注意!!
排水管から臭いが上がってくるという事は、一緒に湿気も上がってきています。特に流し台や洗面台の排水管のすき間から湿気が上がると、収納の底板を腐食させる事になります。更に酷い場合はカビが発生してしまい、設備の寿命も短くなってしまいます。この場合は排水管を立ち上げて防臭処理をする事により、底板の腐食を防ぐことができますので、確実に対策をしておくようにしましょう。
「臭い」に関するトラブルや入居者からの要望は年々増えてきています。それだけ入居者の関心が高い「臭い」については、当然お部屋探しをする際の判断の中の一つにもなっていることは間違いありません。
ご入居者様に快適な新生活をスタートしていただくため、また、お部屋を決める時の障害とならないためにも、「空室の臭い対策」の実施をお願いいたします。
「お部屋の臭い対策」「水回り調査」等のご相談は、日本エイジェント レスQセンター(TEL089-909-6735)にて承りますので、お気軽にご相談下さい。
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