■「建具」でお部屋の印象は変わる
リフォームの際に見積を取ってみるものの「まだ使えるし、あまり費用も掛けたくない」と見送られることの多いのが「建具」です。実際、大きな破損や故障など余程のことがない限り、新築時から交換することなく使い続けられています。
しかし、壁紙や床材など、他の設備は新しくなっているのに、建具だけが20年以上も変わらないままだと、どうしてもチグハグな印象となり、内見した時の違和感に繋がってしまいます。玄関を入ってすぐの靴箱や部屋の入口の間仕切りドアなど、リフォーム後に違和感を感じるようでしたら、それは交換のタイミングです。
建具の種類にもよりますが、特に20年以上交換していないモノは要注意です。お部屋の印象は入居率に大きく影響してくるので、リフォームの際には「建具」にも注目してみてください。
■「建具交換」の費用について
建具といっても「靴箱の扉」「トイレのドア」「障子・襖」「部屋の間仕切りドア」など、設置場所によって種類や素材も様々です。一般的に、建具を交換した場合の費用は、1枚あたりおよそ3万円程度。高いと思われるかもしれませんが、一度交換したら10年以上は交換しないので、10年使うとしてひと月あたり250円(30,000円÷120カ月)。月額で考えると、そこまで高いと感じないのではないでしょうか?
■失敗から学んだ、リフォームの重要性
私が10年程前にこの仕事を始めた頃の話です。当時は、私自身リフォームに関する知識も少なく、あまり費用を掛けない方がオーナー様にとってもいいのではないかという考えから「交換が必要なところのみ」のリフォームばかりしていました。その当時リフォームした部屋を見ると「なぜこんな中途半端なリフォームを」と自分の未熟さを感じることもあります。
しかし、そこから年月を重ね、リフォーム提案や工事発注の件数を重ねていくことで、トータルプロデュースの力を養ってきました。そして、「リフォームでこんなに入居率が変わるのか」とリフォームの力に驚いています。
最近では、リフォームしたお部屋の入居が次々と決まるという「結果」も出てきたため、今は、自信をもって提案・施工をさせていただいています。
■おすすめ!建具の選び方
最後は建具の選び方について。個人的に、一押しなのが「艶消し」「ホワイト」の建具です。艶消しのホワイトは、どんな種類の床材やクロスとも相性が良く、床材や壁紙をいろいろ変えてもあまり違和感を感じません。どんな素材とも相性の良い、使い勝手のいいのが「艶消し」「ホワイト」の建具です。建具選びに悩んだ時は、参考にしてみてください。
今回は、空室リフォームにおける「建具」の重要性について、ご紹介しました。
ただし、空室対策という視点で見れば、お金を掛けるべき箇所の優先順位もあるかと思いますので、どの順番で手を入れていくべきか悩んだら、ぜひ私たちにご相談ください。
賃貸物件の供給が需要を大きく上回り、熾烈を極めているのが松山エリアの賃貸市場。お客様から選ばれる物件プロデュース力は、今後より一層求められます。リノベーションなど、物件再生にご興味のある方は、日本エイジェント プロパティマネジメント課(TEL089-908-6633)までお気軽にご相談ください。
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